学生の皆様へ
学生への教育は4年生の系統講義より始まり、5年生の臨床実習で眼科的基礎知識を養成します。その後、6年生でアドバンスコースを選択された学生には白内障の模擬手術実習などもおこなっています。
卒後研修では、厚生労働省の定める卒後臨床研修2年間終了後、4年以上の眼科研修を行うことによって、日本眼科学会専門医制度の定める、眼科専門医試験受験資格を得ることができます。当教室では基幹施設の所属する大学病院の他に、認定された関連病院においても眼科研修を行い、あらゆる眼科疾患に対応できる医師を養成しています。
第5・6学年臨床実習
実習初日は9:00までに眼科の医局へ集合してください。オリエンテーションをおこないます。
やむを得ず欠席する場合は、医局秘書に必ずご連絡下さい。
- 目標
- 基本的な眼科診療を経験し、代表疾患を患者さんから直接学びます。
- スタイル
- プライマリーコースではグループ単位で実習を行います。アドバンスドコースでは担当指導医が各人につきますので、行動を共にし、診療をおこないます。プライマリーコースでは1週間で1例、アドバンストコースでは2週間で2症例の入院患者を受け持ち、病歴聴取、カルテ閲覧、術前検査、手術見学、手術助手(アドバンスのみ)、術後診察をおこないます。また、毎週水曜日18時から開かれるケースカンファランスにも参加します。
- 検査・診察
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- 直像鏡検査:視神経乳頭と黄斑の観察。動静脈の区別
- 倒像鏡検査:お互いの眼底をスケッチします
- 細隙灯顕微鏡検査:角膜の断面、前房の細胞、水晶体、硝子体を観察
- 蛍光眼底造影:フルオレセインとインドシアニングリーン
- 光凝固:レーザー装置の仕組みと原理
- 手術助手:手術の見学の他、アドバンスコースでは実際に手術助手もおこないます
- 手術実習(アドバンスのみ):模擬眼に対してマイクロサージャリー手技の練習をおこないます